雌雄を決するリングの残酷さ、そして二人のこれからの道を応援したい!

こんにちは、エンジョイアブルキックボクシングクラブです。

THE MATCH、盛り上がりましたね。

ラスト数試合は本当に凄い試合でした。

見解を聞かせろって言われているので。僭越ながら、少々。

天心、武尊については、やはり1ラウンドのダウンで勝負は決まっていたのかなと。

ポイントとなったのは、序盤からの右ジャブ。天心の得意技であり、カウンターをもらうリスクは少なく、かつ、武尊の蹴り封じとして理想的な技。でも、それは想定内だったはず。

しかし、序盤、あえてセオリーとは逆に武尊の右側にゆっくりと動くということで、後々のためにジャブを速く見せるというトリックまであった。よく、久保ゆうた選手も使う技術の応用だったのかなと、今では思います。(これに気づけていれば、ダウンはなかったのではないか。あのダウンの時は、おそらく最速の左ストレートでのカウンター。チェンジアップのあとに165キロは見えない…。そこも完全に上をいかれていた。)

そして、2ラウンド以降の天心は、素早い右ジャブをカウンターにセットしたり、先に打つことを混ぜたりと多用する守備的なサウスポー。ジャブの終わりにはクビ相撲気味にキャッチを使うという、少しセコさもあるような細かい所も使いながら打ち合い封じ。他にもいろいろと細かい距離の調整とか、蹴りのフェイントとか、ほぼ完璧な武尊対策。大方の予想通りのうまさを発揮していました。

こう守備的に戦われると、オーソドックスのスタイルで崩すのは、かなり難しい。起点となる右のミドルをはじめとした蹴りが有効にならない。打開策としては、サウスポー構えにして左ローくらいしか、思い付かない。でも、おそらくローは余計に下がられてしまうし、スピード差があり通じない。

つまり、天心にリードされたら、もはや誰も逆転は不可能。それは武尊サイドもわかっていたはずだけど…。

2ラウンド途中からは、おそらく武尊本人も逆転が難しいことを悟ったはず。技術での打開は無理と悟り、やむを得ず一発狙い。カウンターを浴びても浴びてもなお一発を当てに必死に向かっていく、そんな姿を見て、私は涙が止まりませんでした。

とにかくすごい試合だった。でも、試合後は残酷なほどの勝者と敗者の差…。

ルールがどうとか、外野の声なんて関係ない。

雌雄を決した最強同士の二人。そして別々の道へ行く二人。

私は今後、どんなことになろうとも、そんな二人を応援したい。

私も人生頑張ろう、そう思わせてくれました。

明日からはエンジョイ!